◇更新情報
20170607:「会員募集!」に "山上げ祭り見学ツアー" の詳細を掲載しました。


[文・絵]石塚克彦 [写真]英伸三 [発行]農文協 四六判・420 頁(予定) 3,000 円前後(税別)


 内容の「土着性」や「草の根的活力」あふれ舞台づくりが大きな評価を得てきた「ふるさときゃらばん」のミュージカル。
その脚本・演出を一手に引き受けてきた石塚が他界して今年で三回忌を迎える。
 本書は、彼が劇団ふるさときゃらばんの季刊誌『ふるさときゃらばん』に15 年間(1994~2008年、全40回)にわたって綴ってきた全エッセイを再編成して収録する。
 観客の心をとらえ、親しまれてきた石塚ミュージカルの背景と真髄、そのバックボーンとなる幼少期から青年期にいたるエピソード、またミュージカル上演に至るまでの道のりなどが熱く語られる。
 ミュージカルを通じて彼が語りたかったこと、伝えたかったことが、未来へのメッセージとして読者の前に現出する。石塚ファン待望の記念出版は今秋刊行!

【構成】
第一幕 石塚ミュージカルの原点とその周辺
 石塚克彦が生れたのは栃木県那須郡烏山町(現・那須烏山市)。利かん気が強く、そのしっぺ返しも多々あったが、家族や仲間、先輩、先生たちに恵まれ、幼少から青年期にかけての体験も濃密で、江口渙(作家、文芸評論家)、川上澄生(版画家)、棟方志功(板画家)、橋浦泰雄(民俗学者)等との出会いがあった。石塚ミュージカルの原点が語られる。

第二幕 ミュージカル制作現場の顛末
 公務員を志願して烏山高校に進学するも、いつしか画家を志望するようになり、東京の洋画家に師事。高校時代は東京と烏山で半々ずつ過ごす生活であったが、無事高校を卒業し、武蔵野美術学校へ。その学生時代後半は平城京の発掘調査で奈良へ。
奈良では当時「もうひとつの大学」といわれた日吉館に居候。劇団新制作座と出会い、舞台美術の仕事をするうちにシナリオライターの道に転身し、劇団ふるさときゃらばんを発足させた。全国公演は1,200自治体あまり、ステージ数は4,752 回にもなる。その数多くの公演の中で心に止めたこと、出会った人々・・・。数々のミュージカルの制作現場での顛末が浮かびあがる。

第三幕 日本列島をキャラバンすると
 劇団ふるさときゃらばん旗揚げの地・福岡県筑後地方で、石塚は棚田と出会い、恋をする。1985年、棚田がまだ世間にほとんど知られていないなか、石塚は東京から八女郡星野村に飛行機で棚田ツアーを敢行。それがのちに棚田サミットの立ち上げにつながる。新内の名士・柳家紫朝師匠との会話や棚田で作業中の農家から聞いた話などが、石塚の頭の中でミュージカルに仕立てられていく。つねに現場との対話の中から生み出されてきた石塚ミュージカルの真髄が、ここにある。



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